洪水リスク削減能力向上プロジェクト
Project for Capacity Development of Flood Disaster Risk Reduction
実施中案件
- 国名
- 東ティモール
- 事業
- 技術協力
- 課題
- 水資源・防災
- 協力期間
- 2024年10月~
プロジェクト紹介
東ティモールは国土の大部分を山地が占め、沿岸域まで急峻な地形を有し、市街地が山沿いから海岸にかけての狭い平野に位置していることから、雨季になると、地すべり等の土砂災害や浸水被害が毎年発生し、自然災害リスクに脆弱な国として位置付けられています。また、2021年4月に、サイクロン・セロージャ襲来に伴う豪雨により首都ディリを含む東ティモール全土で大規模な洪水被害が発生し、重要インフラが損壊し、多額の経済被害が生じました。気候変動や異常気象等による災害リスクが高まりつつある中、災害に強いインフラ整備は当国の喫緊の課題となっています。
本事業は、ディリ市内の対象3河川流域において、洪水防御計画と河川維持管理ガイドラインの策定を行うことにより、GDRBPFCの河川管理実施能力の強化を図ります。これをもって洪水防御計画の事業と河川維持管理ガイドラインに則った管理の実施により洪水リスクの削減に寄与するものです。
【上位目標】
洪水防御計画に定められた必要な措置と、河川維持管理ガイドラインに則った河川管理の実施により、洪水リスクが削減される。
【プロジェクト目標】
洪水防御計画と河川維持管理ガイドラインの基本原則・作成手順の理解を通じてGDRBPFCの河川管理実施能力が強化される。
【成果】
成果 1:
対象河川流域においてオンザジョブトレーニング(OJT)を通じて洪水リスク削減のための洪水防御計画が策定される。
成果 2:
対象河川流域において OJT を通じて河川維持管理ガイドラインが策定される。