第1回プロジェクト合同調整委員会(JCC)を開催
2023年10月に開始された「家畜衛生対策及び動物由来食品検査サービス向上プロジェクト」において、第1回プロジェクト合同調整委員会(Joint Coordination Commitee: JCC)が2025年3月19日に国立家畜品質・衛生機構(SENACSA)にて開催されました。
JCCは、プロジェクトの円滑な実施を図るため、関係機関の代表者が一堂に会し、プロジェクトの進捗状況の共有、課題の整理、今後の活動計画に関する協議と合意形成を行う重要な会議です。
今回の会議には、パラグアイ側からSENACSA総裁をはじめ、官房長、各総局長・局長らが出席し、日本側からは、JICAパラグアイ事務所所長、プロジェクト担当職員、日本大使館職員、プロジェクトチームの専門家3名及びアシスタントが参加しました。
会議では、プロジェクトチームのチーフアドバイザー(角野専門家)より、これまでの活動概要について報告が行われました。その後、各成果を担当するSENACSAの総局長から、それぞれの活動実績および今後の計画について説明がありました。協議を通じて、これまでの成果と課題を共有するとともに、今後の活動計画および成果達成の指標(PDM指標)の改訂について関係者間で合意が得られました。
会議の中で、SENACSA総裁は、パラグアイの主要輸出品である牛肉をはじめとする農産物の安全性向上を図る本プロジェクトの重要性に言及し、JICAによるこれまでの協力に対する謝意を表明しました。これに対し、JICAパラグアイ事務所の高畠所長からは、SENACSAの協力体制とプロジェクトチームの尽力に対する感謝が述べられ、引き続き本プロジェクトを通じてパラグアイの家畜衛生および食品安全分野への貢献を目指し、両国の友好関係が一層深まることへの期待が語られました。
今後は、本JCCで得られた合意内容をもとに、関係機関が連携しながら、より一層のプロジェクト推進を図っていく予定です。
DIGESETEC総局長による発表
SENACSAで開催された合同調整委員会(JCC)
SENACSA総裁とJICA所長による署名式
角野専門家による発表