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獣医疫学研修の実施

2025年7月29日から8月13日までの10日間、SENACSA(国立家畜品質・衛生機構)において、獣医疫学および統計に基づくデータ分析手法に関する研修が実施されました。本研修は、SENACSAのデータ分析能力を強化し、プロジェクトの成果達成につなげることを目的としています。研修には、家畜衛生・サーベイランス総局(DIGESIT)疫学局から6名の職員が参加しました。

本研修は、プロジェクトが日本から短期専門家を招聘して実施したものであり、統計ソフトウェア(R)及び地理情報ソフトウェア(QGIS)の活用を中心に指導が行われました。演習では、SENACSAが収集した実際のデータ(口蹄疫ワクチン接種データ、家畜伝染性疾病サーベイランスデータ(ブルセラ症、結核、狂犬病)、WAHISデータなど)を用い、基本的なデータ操作から数値の可視化、地理情報分析まで、実践的な学習が進められました。

具体的には、以下の内容が取り扱われました。

演習1:RとRstudioの基本操作(データの読み込み、統計量算出など)
演習2:データの可視化(ggplotパッケージを活用した各種グラフ作成)
演習3:地理データの可視化(QGISやsfパッケージを用いた地図の作成)
演習4:地理情報の定量化と可視化(sfパッケージを用いた地理情報の分析)

さらに、研修中には「Data-driven Policy Making」に関する特別講演が開催され、日本の家畜衛生対策における獣医疫学分析の重要性や家畜疾病サーベイランスの事例、家畜衛生当局(農林水産省動物衛生課)と農研機構動物衛生研究部門疫学研究室との役割分担・連携体制等について紹介がありました。

最終日には、各研修生が研修を通じて得られた成果を共有し、閉講式がSENACSAにて行われました。今後、本研修で習得した手法を活用し、報告書や広報媒体に掲載する図表の作成に役立てることで、研修成果を組織全体に還元していく予定です。
本研修を踏まえ、今後SENACSAの職員は疫学的手法とデータ分析のスキルをさらに強化し、科学的根拠に基づいた政策立案の推進に大きく寄与することが期待されます。

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修了証の受領

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特別講演

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研修中の風景1

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研修中の風景2