インドネシア海上保安機構能力開発プロジェクト
The Project for Strengthening BAKAMLA's Capacity
実施中案件

- 国名
- インドネシア
- 事業
- 技術協力
- 課題
- 運輸交通
- 協力期間
- 2023年8月~
プロジェクト紹介
インドネシアは群島国家であり、排他的経済水域の面積は世界第3位と広大な海域を有しています。同海域は、豊かな漁業資源に恵まれ、加えて、石油や天然ガス等の海底資源の埋蔵量も多く、海運のみならず、水産業やエネルギー関連の経済活動が多く行われています。他方で、違法漁業、不審船、密航・密輸、テロ、海賊、人身売買、自然災害等が多発する水域でもあり、持続可能な水産資源の損失が生じています。インドネシア政府は国内の体制・制度及び監視強化を進めている一方で、同国の広大な海域を既存の巡視船等により十分にカバーすることができず、巡視船等のアセットの増強をはじめ海上保安機関の能力強化が喫緊の課題となっています。
本事業は、インドネシア及び隣接海域を担うインドネシア海上保安機構(BAKAMLA)の人材育成制度の確立、研修実施能力の強化、組織間調整能力の強化を行うことにより、業務遂行に必要な知識・技能を有した職員の育成を図ります。これをもって BAKAMLAの海上法執行と個別事案対応能力の向上を目指します。
【上位目標】
BAKAMLA の海上法執行及び事案対応能力が向上する。
【プロジェクト目標】
BAKAMLA の業務遂行に必要な知識・技能を有した職員が育成される。
【成果】
成果 1
BAKAMLA の人材育成制度が BAKAMLA によって改善される。
成果 2
必要な研修がパイロットプロジェクトとして計画・実施され、カリキュラムの一部として継続される。
成果 3
BATAM 研修センターの研修実施能力が強化される。
成果 4
BAKAMLA の組織間調整能力が強化する。