コメ生産及びマーケティングの促進プロジェクト
Project for Promotion of Rice Production and Marketing
実施中案件
- 国名
- マラウイ
- 事業
- 技術協力
- 課題
- 農業開発/農村開発
- 協力期間
- 2024年10月~
プロジェクト紹介
マラウイでは、コメを戦略的輸出産品として位置づけ、国家稲作開発戦略(NRDS)に基づく増産を目指しています。現時点では国内自給をほぼ達成している状況にありますが、人口増加に伴い、今後コメの国内需給バランスが崩れる可能性があります。同国のコメ増産の課題として、自家採種の繰返しによって品種が混在したことにより発芽率が低下した種子の利用、収量の増加に繋がる生産手法(SRI (System of Rice Intensification)農法等)の未定着、コメ市場の未整備等の課題が挙げられています。
本事業は、同国中部デッザ県ブワンジェバレー灌漑地区等の対象地域において、コメの栽培技術向上を含む生産から販売までの各段階における能力強化を図ります。対象農家のコメ生産量と売上高が増加することで、同国の食料安全保障と輸出振興に資するコメ増産に寄与するものです。
【上位目標】
マラウイ国内のコメの自給率が維持され、近隣諸国への輸出も増加し始める。
【プロジェクト目標】
本事業を通じたコメ生産等技術や生産流通経路の開発・強化により、対象農家のコメ生産量と売上高が増加する
【成果】
成果1:対象農家及びバリューチェーン関係者が適切なコメ生産・収穫後処理技術を採用している
成果2:認証種子が対象農家によって利用される
成果3:持続的なコメの生産流通経路が確立、もしくは強化される
成果4:対象となる灌漑水利組合が灌漑インフラの適切な運営・維持管理及び水管理を行う能力を得る