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2024.11.28 京都大学On-site Laboratory「地震・津波未災学国際Lab」をメキシコ国立自治大学に開所しました

2024年11月28日、メキシコ国立自治大学で、京都大学防災研究所の「地震・津波未災学国際Lab」の開所式を開催しました。京都大学の河野副学長、堀防災研究所長、在メキシコ日本国の本清大使、メキシコ国立防災センターのゲバラ所長、JICAメキシコ事務所の小林所長のほか、メキシコ国立自治大学やメキシコ国際開発協力庁関係者、本プロジェクトのカウンターパート機関であるエルサルバドル国立大学や、コスタリカ、コロンビアの防災研究機関からも研究者が出席しました。
同ラボでは、本プロジェクトで研究対象とする地震や津波のみならず、日本と同様に火山噴火や地滑り、洪水等の災害に苦しむ中南米地域におけるニーズにも将来的には対応し、中南米地域における共同研究や人材育成のハブとして機能していくことを目指しています。日本の防災研究が中南米地域に貢献できることもあれば、中南米地域の防災研究が日本の防災研究を進めてくれることもあるかもしれません。

くしくも、ラボ開所式の早朝、日墨間の防災研究・人材育成に貢献された、元・京都大学防災研究所名誉教授の三雲健先生逝去の知らせが日本から届きました。三雲先生は、1985年に発生したメキシコ大地震の後、JICA専門家(地震学)としてメキシコの地震研究に貢献され、その後メキシコ国立自治大学地球物理学研究所に1998年から10年間教授として勤務されました。その間、地震学に係る研究の傍ら、地球物理学研究所で学ぶ修士・博士課程学生の育成にも献身され、卒業生の中には、後に地球物理学研究所の研究員となり、本プロジェクトで活躍している方もおられます。三雲先生が撒かれた日墨防災研究の種が芽を吹き、その成果として本プロジェクトの形成にもつながったと言っても過言ではありません。今後とも、本プロジェクトでは日本・中南米地域間の防災分野における研究支援・人材育成に努めていきます。

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京都大学防災研究所「地震・津波未災学国際Lab」開所式の参加者

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開所式の様子