2025.6.27 エルサルバドル環境天然資源省大臣にプロジェクトの進捗状況を報告しました
2025年6月27日、JICA本部、JICAエルサルバドル事務所およびプロジェクト専門家等が出席し、エルサルバドル環境天然資源省のロペス大臣と面談を行いました。面談では、アカフトラ港を対象とした地盤の微動観測や、既存の地震データを用いた解析にかかる研究活動の進捗状況について報告しました。また、研究成果として、エルサルバドル沿岸部における相似地震[1]の発生状況から、少なくとも過去100年間は大きな地震が発生していない地域(つまり、エネルギーの溜まっている地域)が特定され、今後、当該プロジェクトによる海底観測を通じてプレート運動や津波を伴う地震発生のメカニズムについて研究していく計画について説明されました。これからもSATREPSプロジェクトを通して地震・津波リスク評価を進めるとともに、環境省と随時その成果を共有していくことを確認しました。
[1] 震源地の位置や大きさがほぼ同じ地震が、ほぼ一定の間隔で繰り返し発生する現象のこと。