2024.11.05 世界津波の日セミナーを共催しました
マンサニージョ市内に位置するコリマ大学海洋科学部で、「世界津波の日」を記念するセミナーをメキシコ国立防災センター(CENAPRED)、マンサニージョ港湾管理局、コリマ州政府、マンサニージョ市等と共に開催しました。同セミナーにはコリマ州知事、マンサニージョ市長、JICAメキシコ事務所長等が出席し、本プロジェクトに参加するエルサルバドルからも市民防災局長が出席・発表を行い、その様子はメキシコの様々なメディアで広く報道されました。
本イベントに先立ち、CENAPREDでは津波に対する意識向上のため、子どもたちによる津波防災啓発絵画コンクールを8月に開催し、セミナーではその表彰式も行われました。
「世界津波の日」は、江戸時代の1854年11月5日に和歌山県で大津波が発生した際、村人が収穫したばかりの稲むらに火をつけ早期に警報を発し、村民を避難させた「稲むらの火」の逸話に由来します。セミナーでは、メキシコでかつて津波が発生した浜辺に、腕を上げて津波を止める姿勢をしたマリア像が建立されたエピソードが紹介される等、地域の津波被害の記憶を留める工夫についても議論されました。
「世界津波の日」セミナーにはプロジェクトからも多くの関係者が登壇しました
絵画コンクールの受賞作品(写真:国立防災センター)
津波防災啓発絵画コンクールの表彰式(写真:コリマ州市民防災局)