障害児および家族のためのレスパイトケアサービス拡大プロジェクト
Project for the Expansion of Respite Care Services to Families of/and Children with Disabilities
実施中案件

- 国名
- 南アフリカ共和国
- 事業
- 技術協力
- 課題
- 保健医療
- 協力期間
- 2024年2月~
プロジェクト紹介
2011年の南アフリカ国勢調査によると、南アフリカには、全人口の7.5%である約280万人の障害者がいるとされています。南アフリカ政府は、障害者権利条約や子どもの権利条約批准国として、障害児やその家族支援の保障に取り組んでいます。しかし、障害児や家族の地域生活支援サービスが十分ではないため、主に家族介護者が障害児のケアを担っており、それが長時間・長期化する事で、保護責任放棄や虐待に繋がるリスクが高い状況です。
本事業は、ムプマランガ州及び北ケープ州において、レスパイトケアサービスのサービス利用者や既存の社会的リソースの情報収集、レスパイトケアサービス人材の能力強化、費用算出モデルの確立及び資金調達メカニズムの特定により、地域に根差した持続可能なレスパイトケアサービスモデルの開発を図ります。これをもって南アフリカ全州におけるレスパイトケアサービス提供の能力向上を目指します。
【上位目標】
南アフリカの全州において、障害児と家族のための持続可能な地域に根差したレスパイトケアサービス提供モデル実施のための能力が備わる
【プロジェクト目標】
ムプマランガ州と北ケープ州において、障害児及び家族のための地域に根差した持続可能なレスパイトケアサービス提供モデルが開発される
【成果】
成果 1
サービス紹介(リファーラル)のために、サービス利用者や既存の社会的リソースの情報を共有する仕組みが構築される
成果 2
レスパイトケアサービス提供のための人材の能力が向上する
成果 3
居宅ケアや通所ケアの実施に対する費用算出モデルと利用可能な資金調達メカニズムが特定される
成果 4
開発された提供モデルが関係者に共有される