南部アフリカパワープール促進のための広域連携強化プロジェクト
Project for Strengthening Regional Power System of Southern African Power Pool (SAPP)
実施中案件

- 国名
- ジンバブエ
- 事業
- 技術協力
- 課題
- 資源・エネルギー
- 協力期間
- 2024年10月~
プロジェクト紹介
南部アフリカ地域は水力、太陽光や風力といった再生可能エネルギーポテンシャルが高い地域ですが、再生可能エネルギー資源が偏在しており、地域全体として再生可能エネルギーを十分に活用できていないのが現状です。また、今後の南部アフリカ地域の電力需要の伸びに伴い、2040年には南部アフリカ域内のピーク需要が85,000MWになると予測されています。長期的にクリーンかつ安価な電力を供給し、電力アクセスを向上させていくためには、再生可能エネルギー開発と、域内での電力融通を一体となって促進していくことが不可欠といえます。
本事業は、ジンバブエに事務局のある南部アフリカパワープール(SAPP)を通じてSAPPに加盟する12か国の電力公社に対し広域系統運用や電力市場運営の能力強化を行い、南部アフリカ地域のクリーンで安価な電力の安定的な利用促進に寄与するものです。
【上位目標】
域内電力融通量の増加により、クリーンで安価な電力の安定的な利用が促進される。
【プロジェクト目標】
パワープール強化のために解決すべき課題が特定され、発電所や国際連系線整備、広域系統運用や電力市場運営が一体的に推進される。
【成果】
成果1
SAPP域内の長期的な供給および需要予測に基づき、優先的に開発すべき広域電力インフラが特定される。
成果2
域内研修の実施を通じ、広域系統運用にかかる改善策が策定される。
成果3
域内研修の実施を通じ、電力市場運営にかかる改善策が策定される。