測地網近代化のための能力強化プロジェクト
The Project on Capacity Development for Modernization of Geodetic Network
実施中案件

- 国名
- セネガル
- 事業
- 技術協力
- 課題
- 運輸交通
- 協力期間
- 2024年5月~
プロジェクト紹介
セネガルの都市人口は過去数十年で著しく増加し、急速な都市化に対して社会インフラの整備や公共サービスの改善が追い付いていません。また、適切な土地管理規制・計画の不在も社会インフラ整備の遅れや無秩序な都市拡大の原因となっています。セネガル政府は、土地管理規制・計画の強化・改善に向けて、測地網の整備及び最新かつ正確な地理空間情報のアクセスを実現する電子基準点網の整備の方針を掲げています。
本事業は、セネガルにおけるダカール市、ティヴァウン市、ンブール市、及びそれら3都市に囲まれた地域において、電子基準点・データセンターの整備、運営維持管理能力強化、利活用促進及び座標系移行にかかる技術移転を行います。これにより、国家測地網の管理・活用に係る能力強化を図り、もって高精度測量の効率化、それを通じた地籍測量、地形図作成、社会インフラ整備、都市計画整備の促進、及びセネガルにおける持続可能な社会経済発展に寄与するものです。
【上位目標】
高精度測量の効率化を通じ、地籍測量、地形図作成・更新、社会インフラ整備、都市計画整備が促進され、セネガルにおいて持続可能な社会経済発展に貢献する。
【プロジェクト目標】
電子基準点の整備・普及を通じ、国家測地網の管理・活用に係る能力が強化される。
【成果】
成果1:電子基準点の整備とネットワーク化のための計画策定
成果2:電子基準点整備・維持管理基準の策定及び実施体制の整備
成果3:データセンターの運用とデータ配信の技術習得
成果4:国家座標更新のための技術習得
成果5:利活用促進のための人材育成プログラムの策定
成果6:パイロット事業の実施