2022年洪水を踏まえた効果的な堤防管理のための能力向上プロジェクト
Project for Capacity Development for Effective Management of River Dikes Management Response to 2022 Flood
実施中案件
- 国名
- パキスタン
- 事業
- 技術協力
- 課題
- 水資源・防災
- 協力期間
- 2023年4月~2025年4月
プロジェクト紹介
パキスタンは洪水、土砂災害、地震等の自然災害多発国であり、この中でもパキスタン中央部を流れるインダス川及びその支川では、毎年モンスーン期の豪雨による洪水発生の頻度が高く、多大なる経済損失を生じパキスタン社会に負の影響を与えています。特に、2022年にパキスタンにおいて発生した大規模な洪水では、1,700人を超える死者が出たことに加え、試算された復旧・復興のニーズ金額が163億ドルにも及びました。パキスタン政府は、洪水の激甚化・頻発化の現状を踏まえ、連邦洪水委員会が中心となり2015/16年度から2024/25年度を計画期間とする国家洪水防御計画において、既存堤防の維持管理を含め、とりわけ被災を受けやすい区間を優先的に対応することに努めていますが、洪水流の強さから被災を繰り返している実態があります。
本事業は、パキスタンにおける気候変動の影響について分析をはじめ、インダス川流域において、堤防の現況の診断するための機材供与、堤防管理のためのアクションプランや優先事業のプレ・フィージビリティスタディ(プレF/S)を行うことにより、連邦洪水委員会の能力の強化を図り、もってインダス川流域における将来の災害リスクを考慮した地域開発に向けた防災事前投資の促進に寄与するものです。
【上位目標】
パキスタンにおける将来的な洪水の災害リスクのための堤防管理が連邦洪水委員会により強化される。
【プロジェクト目標】
インダス川本川のタルベラダム下流における堤防管理のための連邦洪水委員会の能力が強化される。
【成果】
成果1:気候変動を考慮した2022年洪水の再現性について分析される。
成果2:既存堤防に対する点検及び品質管理に関するメカニズムが構築される。
成果3:タルベラダム下流におけるインダス川の堤防管理に関する短中期の行動計画が策定される。
成果4:堤防管理に関する行動計画に基づき優先プロジェクトが特定される。
成果5:優先プロジェクトの実施に必要なプレF/Sが実施される。
協力地域地図

