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エジプト西部砂漠のオアシス社会における住民の理解と参画を軸とした水・土地資源の持続的利用モデルの構築

Project for Securing the Sustainability of Oasis Societies Associated with Water and Land Use in the Western Desert

実施中案件

ラシュダ排水湖で水位を計測
国名
エジプト
事業
技術協力
課題
農業開発/農村開発
協力期間
2025年3月~2029年9月

プロジェクト紹介

世界の灌漑耕地面積の20%以上は塩類集積の影響を受けており、作物生産性に多大な損失を与えています。中でも、砂漠地のオアシスは水塩循環の点で閉鎖的なシステムであり、塩類は分解不可能な物質であるため、オアシスの低地に沈殿した塩分を技術的に除去する方法がなく、塩類集積予防対策はオアシス社会の存続に関わる深刻な課題となっています。

エジプト西部砂漠に位置し、オアシス地域を有するニューバレー県では20世紀半ば以降、同国政府が人口増加にともなう水資源の利用と食糧増産のため、大規模な地下水開発・開墾を進めてきました。その結果、耕地面積が拡大した一方、塩類が集積した農地が拡大し、オアシス地域から集積した塩分を多く含む排水の集積地である排水湖の多くが決壊、周辺農地や住宅地に被害を及ぼすに至っています。灌漑に起因する塩類集積を地域全体で計画的に管理できるようにすることは、人々の生活空間であり自然資源・社会共通資本でもあるオアシスの持続可能性にとって不可欠であり、喫緊の課題となっています。

本事業は、ニューバレー県において、排水湖と塩害地の拡大を抑止する手法・農業技術の開発や住民参加型の流域社会管理の仕組みの構築を行うことにより、塩類集積域の拡大を阻止する水・土地の持続的利用のための総合的な社会的・技術的な枠組みを根付かせ、もってその継続的な実践に寄与するものです。


【上位目標】
排水湖の拡大や土地の塩類化を食い止め、水と土地を持続的に利用可能にする住民参加型の総合的手法がプロジェクトサイトで継続的に行われる。
【プロジェクト目標」
塩類集積域の拡大を阻止する水・土地の持続的利用のための総合的な社会的・技術的な枠組みが、エジプト西部砂漠のプロジェクトサイトにおいて根付く。

【成果】
成果1:オアシス内の排水湖と塩害地の拡大抑止のための定量的ガイドラインが作成される。
成果2:持続的なオアシス農業の技術オプションが開発される。
成果3:農民・住民・研究者間でデジタル・プラットフォームを介して農業と環境に関する情報が共有される。
成果4:オアシス流域レベルの水・土地利用を管理する社会的スキームが確立される。

協力地域地図

エジプト西部砂漠のオアシス社会における住民の理解と参画を軸とした水・土地資源の持続的利用モデルの構築の協力地域の地図

事業評価

協力現場の写真

  • ラシュダ排水湖で水位を計測 

  • 井戸の水流を計測中 

  • ハルガ・オアシスにて土サンプルを採集するNARSSプロジェクトメンバー 

関連情報

関連・連携プロジェクト

関連・連携プロジェクトはありません。

本プロジェクトの他の期・フェーズ

本プロジェクトの他の期・フェーズはありません。

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