ワンヘルス・教育・官民連携による顧みられない人獣共通感染症介入の共同デザインに関する研究開発
The Project for Co-designing Neglected Zoonosis Intervention through One Health, Education, and Public-private Partnership
実施中案件

- 国名
- タンザニア
- 事業
- 技術協力
- 課題
- 農業開発/農村開発
- 協力期間
- 2024年8月~2029年8月
プロジェクト紹介
タンザニアでは畜産を含む農業セクターに人口の約7割が従事しており、、畜産は同国の農業 GDPの27%を占める重要な産業です。ブルセラ症及び人獣共通結核は、乳や肉等の動物由来食品を介した人獣共通感染症であり、その制御のため、バリューチェーンを含む畜産セクターだけでなく保健等の他セクターと協働したワンヘルスアプローチによる感染源対策がタンザニアにおいても必要とされています。しかしながら、同国の関連法では、牛へのブルセラ症ワクチンの接種や結核感染牛の摘発淘汰にかかる実施義務が明記されておらず、政府関係者からコミュニティに至る地域全体での両疾病への適切な理解と制御体制の構築が課題となっています。
本事業は、タンザニア南東部のモロゴロ州において、家畜と人のブルセラ症及び人獣共通結核の制御に有効な基盤情報と介入条件の特定ならびに介入体制の整備を行います。これにより、ワンヘルス・教育・官民連携による制御アプローチの確立を図り、もって同アプローチの実践に寄与するものです。
【上位目標】
モロゴロ州において、ブルセラ症及び人獣共通結核に対する制御アプローチが強化される。
【プロジェクト目標】
介入地域において、ワンヘルス・教育・官民連携によるブルセラ症及び人獣共通結核の制御アプローチが確立される。
【成果】
成果1:家畜と人のブルセラ症及び人獣共通結核の制御アプローチ4の設計に必要な基盤情報が利用可能になる。
成果2:ブルセラ症及び人獣共通結核の介入が成功する条件が明らかになる。
成果3:ブルセラ症と人獣共通結核の実証された制御アプローチが利用可能になる。
成果4:ブルセラ症及び人獣共通結核の制御に向けた介入体制が整備される。