スマートマイニング+による環境破壊を引き起こさない持続可能な環境調和的鉱山開発システムの構築
The Project for Next-generation Smart Mining Plus for Sustainable Resources Development
実施中案件
- 国名
- カザフスタン
- 事業
- 技術協力
- 課題
- 資源・エネルギー
- 協力期間
- 2025年4月~2030年3月
プロジェクト紹介
カザフスタンは、中央アジアで最大の国土面積を有する大国であり、エネルギー資源の他、クロム、亜鉛、鉛といった鉱物資源にも恵まれた資源大国です。一方で、旧ソ連時代のままの生産を最優先した政府方針により鉱山周辺地域の環境は著しく汚染され、その改善が大きな課題となっています。中央アジアにおける安定的なレアメタル採掘には、地球温暖化に歯止めをかける脱炭素社会への大きな第一歩となりうる側面と、その鉱山開発活動による地球規模の環境汚染を抑制しなければならないという側面があります。
本事業は、カザフスタンにおいて、鉱山開発に関する上流(探査や採掘)の生産性や安全性の向上に加え、下流における環境管理まで拡張した新しい概念を「スマートマイニング+」として、持続可能な鉱山操業モデルの構築・体系化を行うことにより、鉱山開発に伴う環境負荷を未然に防ぐシステムの社会実装を図り、もって同システムのカザフスタンやその他中央アジア諸国、資源産出国への普及に寄与するものです。
【上位目標】
本プロジェクトで開発された“スマートマイニング+”のシステムが、他の中央アジア並びに資源産出国に広く共有され、広域展開が促進される。
【プロジェクト目標】
地下鉱物資源開発に起因する環境破壊を引き起こさない持続可能な環境調和的鉱山開発システムが開発され、そのシステムの社会実装とその方法論が提言される。
【成果】
成果1:
鉱山および周辺地域の基礎的情報が整理され、環境を継続的にモニタリングするシステムが構築される。
成果2:
鉱山現場で計測したデータをサイバー空間に反映させるデジタルツインを構築・実装が行われる。
成果3:
デジタルツインを用いて同定された鉱山現場の汚染モデルに基づく汚染対策案が整備され、新たな採掘方法を即時処理・対応として鉱山現場に適用した際の効果が検証される。
成果4:
情報工学と鉱山工学を融合し、鉱山開発探査や採掘のみならず鉱山環境管理までに拡張した“スマートマイニング+”の普及の為の制度設計(資金調達スキームを含む)が行われ、社会認知と理解醸成が促進される。
協力地域地図

