気候変動緩和に貢献する新興大都市におけるデータ駆動型の動的交通マネジメントに関する研究
The Project for Data Driven Dynamic Transport Management in Emerging Metropolis for Climate Change Mitigation
実施中案件
- 国名
- タイ
- 事業
- 技術協力
- 課題
- 運輸交通
- 協力期間
- 2025年4月~2030年3月
プロジェクト紹介
タイのバンコク首都圏は政治、経済、文化、教育の中心地として成長を続けていますが、この成長は温室効果ガス排出にも影響を与えています。タイの温室効果ガスの総排出量において、エネルギー分野は約7割を占め、特に運輸交通部門が多い状況です。タイ政府は気候変動対策として、2020年までにBAU(Business As Usual)比7~20%の排出量削減を目指す「適切な緩和行動(NAMAs)」を提案し、15.40%の削減を達成しました。更に2030年までの排出量の削減目標を20~25%から30~40%に引き上げ、2050年のカーボンニュートラルを目指す新たな目標を掲げています。運輸交通部門でも、これまでは排出量の削減値を客観的かつ透明性の高い方法で算定・モニタリングすることが困難とされてきましたが、交通情報分野の発展により、より現実に近い交通状況を再現できる技術の出現により、さらなる対策の開発が期待されています。
本事業は、バンコク首都圏において、交通状態分析手法の高度化、交通需要マネジメント施策評価手法の構築、交通状況のマクロ分析手法の構築、ミクロ的な交通マネジメント手法の開発・適用を行うことにより、道路交通渋滞と二酸化炭素排出の削減における交通管理対策の有効性を実務者が評価するための分析手法の提案を図り、もって気候変動緩和策の促進寄与するものです。
【上位目標】
●プロジェクトの成果が、都市交通分野における国際的に移転される緩和成果(ITMOs: Internationally Transferred Mitigation Outcomes)の適用の促進に貢献する。
●プロジェクトの成果を活かして、関係機関が効果的な道路交通混雑緩和策と温室効果ガス削減策をとる。
【プロジェクト目標】
多様な観測データを融合することにより、道路交通渋滞と二酸化炭素排出の削減における交通管理対策の有効性を実務者が評価するための分析手法が提案される。
【成果】
成果1:データフュージョン技術を用いた交通状態分析手法が高度化される。
成果2:データ駆動型移動活動シミュレーションによる交通需要マネジメント施策評価手法が構築される。
成果3:ネットワーク交通流理論に基づく都市スケールの交通状況のマクロ分析手法が構築される。
成果4:ミクロ的な交通マネジメント手法が開発・適用される。
協力地域地図

