オロミア州における小都市給水施設整備計画
The Project for the Development of Water Supply Facilities of Small Towns in Oromia Region
実施中案件

- 国名
- エチオピア
- 事業
- 無償資金協力(贈与契約(G/A))
- 課題
- 水資源・防災
- 贈与契約(G/A)締結(供与期限)
- 2023年3月~2029年12月
- 供与額
- 26.15億円
プロジェクト紹介
エチオピアでは、安全に管理された水へのアクセス率が76.3%に留まっており、います。安全ではない水の飲用等に起因する水因性疾患の患者が多く発生し、5歳未満の子どもの死亡原因のうち下痢が8%を占めています。また、水汲み作業者の63%が15歳以上の女性であり、水汲み作業が女性の就学・就労を妨げる一因にもなっています。さらに、同国を含む「アフリカの角」と呼ばれるアフリカ大陸東部地域では、2020年頃より続く雨不足により、過去40年で最悪の干ばつが起こっており、給水設備の整備が喫緊の課題になっています。
本事業は、オロミア州2県の6小都市において、管路系給水施設を整備することにより、安全な水へのアクセス向上を図ります。これをもって対象地域での水因性疾患の減少及び水汲み労働の軽減等の生活基盤改善に寄与するものです。
【事業の目的】
本事業は、オロミア州2県の6小都市において、管路系給水施設を整備することにより、安全な水へのアクセス向上を図り、もって対象地域での水因性疾患の減少及び水汲み労働の軽減等の生活基盤改善に寄与するもの。
【事業内容】
1)施設、機材等の内容
【施設】管路系給水施設の新設 6基(深井戸(9基)、管理棟(9棟)、水中ポンプ(9基)、発電機(10基)、太陽光システム(1基)、中継ポンプ場、インラインポンプ(2基)、送水管(1小都市あたり約1~7km)、配水池(地上式4基、高架式2基)、配水管(1小都市あたり約5~18km)、公共水栓、家畜用水栓、消毒設備棟(6棟)、水事務所棟(6棟)、フェンス、商用電力引き込み(14箇所))
2)コンサルティング・サービス/ソフトコンポーネントの内容
詳細設計、入札補助、施工・調達監理。ソフトコンポーネントとして、水道公社の人材に対する技能向上支援、対象小都市の住民への水衛生に関する啓発を行う。