マプト中央病院新生児棟建設計画

モザンビーク政府は高い妊産婦・新生児死亡率の改善促進を目指すサービスの質的・量的 拡大を戦略の柱の一つに掲げ、母子保健サービス向上の施策を進めています。首都圏を含む当国南部を管轄するマプト中央病院は、施設の老朽化や利用者集中に伴う狭小な医療スペース、医療資機材不足で、トップレファラル病院・教育施設としての機能を十分に果たせていません。本事業は、マプト中央病院の新生児棟の新設及び医療機材を整備することにより、同病院の周産期医療サービスの改善を図ります。これをもってモザンビークの母子保健サービスの向上を目指します。

（1) 事業目的
本事業は、マプト市において、マプト中央病院の新生児棟の新設及び医療機材を整備することにより、同病院の周産期医療サービスの改善を図り、もってモザンビークの母子保健サービスの向上に寄与するもの。

（2）事業内容
１）施設、機材等の内容
【施設】新生児棟の新設：手術部門、救急部門、洗濯部門、減菌部門、検査部門、感染症母子病棟、スタッフステーション、隔離母子病棟、非感染症母子病棟、カンガルーケア病棟、非感染症新生児病棟、感染症新生児病棟、隔離新生児病棟（総延床面積約 4,374m2）
【機材】上記新生児棟に係る機材：新生児用人工呼吸器 1 点、人工呼吸器付麻酔器 2 点、高圧蒸気減菌器 2 点、生化学分析装置 1 点、血液凝固分析装置 1 点、除細動器 1 点、血球分析装置 1 点、移動式 X 線撮影装置 1 点等
２）コンサルティング・サービス／ソフトコンポーネントの内容：詳細設計、入札補助、施工・調達監理。機材及び施設維持管理等にかかる技術指導。