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送電網整備計画

The Project for the Development of Power Transmission Network

実施中案件

コロール州では、既設とは別ルートに1回線増設して 2 回線化する。道路を横断する箇所が多く、電柱を新設するだけではなく、建て替えや装柱変更が必要となる。
国名
パラオ
事業
無償資金協力(贈与契約(G/A))
課題
情報通信技術
贈与契約(G/A)締結(供与期限)
2022年9月
供与額
24.47億円

プロジェクト紹介

パラオは、コロール島及びバベルダオブ島に全人口の約96%が居住していますが、島における発電線は1回線のため、いずれかの区間に事故が発生すると、事故が除去されるまで全区間で停電が継続してしまうことが問題となっており、送変電設備の追加と更新を行うことで電力の安定供給を図ることが求められています。
本事業は、両島において送電系統を整備することにより、両島における電力供給の安定性の向上及び再生可能エネルギー導入の促進を図ります。これをもってパラオの住民生活環境の改善及び温室効果ガス排出削減を通じた気候変動・環境問題・防災への対応促進を目指します。

① 事業の目的:
本事業は、コロール島とバベルダオブ島において送電系統を整備することにより、両島における電力供給の安定性の向上及び再生可能エネルギー導入の促進を図り、もってパラオの住民生活環境の改善及び温室効果ガス排出削減を通じた気候変動・環境問題・防災への対応に寄与するもの。
② 事業内容
1)施設、機材等の内容:送配電線の新設(マラカル発電所・アイライ変電所区間2回線化、コクサイ変電所・アイライ変電所区間(エサール州経由)の約35㎞)、マラカル変電所・アイライ変電所の増強(変圧器・開閉設備一式等)、マラカル変電所・アイライ変電所・コクサイ変電所の開閉設備用の建屋等
2)コンサルティング・サービス/ソフトコンポーネントの内容:詳細設計、入札補助、調達・施工監理。ソフトコンポーネントなし。

協力地域地図

送電網整備計画の協力地域の地図

事業評価

協力現場の写真

  • マラカル発電所変電設備拡張予定地(破線部)。変電設備の発錆や碍子の汚損が目視にて確認された。 

  • 重要負荷であるパラオ国際空港向けの電力はアイライ変電所から供給している。設備老朽化が進んでいることが目視確認され、機器不具合による故障のリスクが懸念される。 

  • コロール州では、既設とは別ルートに1回線増設して 2 回線化する。道路を横断する箇所が多く、電柱を新設するだけではなく、建て替えや装柱変更が必要となる。 

  • 日本-パラオ友好橋(JP 橋)。 供給信頼性、経済性、環境、景観などに鑑み、橋梁本体への影響がない施工方法を考慮し、JP橋内部にケーブル敷設する案を採用する。 

関連情報

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本プロジェクトの他の期・フェーズ

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