稲作分野における機械化サービス向上計画
the Project for the Improvement of Mechanized Services in the Rice Cultivation Sector
実施中案件

- 国名
- コートジボワール
- 事業
- 無償資金協力(贈与契約(G/A))
- 課題
- 農業開発/農村開発
- 贈与契約(G/A)締結(供与期限)
- 2024年1月~
- 供与額
- 7.53億円
プロジェクト紹介
コートジボワールは、GDPの21%を農林水産業が占め、労働人口の40%が同分野に従事していますが、米の生産量は国内需要を満たしておらず、年間185万トンを輸入に依存しています。また、稲作の現場では、換金作物(コーヒー、カカオ等)と比較し、機械化投資が遅れており、耕作面積の拡大や効率的な収穫作業が進んでおらず、米の生産増の阻害要因となっています。加えて、機械不足により、適時の圃場耕起や作付けが実施できず、収穫・出荷作業が非効率となり、籾の品質低下や収穫後ロスの要因にもなっています。
本事業では、主要稲作地域であるベリエ州、ベケ州及びヤムスクロ特別行政区を中心とした米生産地域において、米の耕作・収穫のための農機等を整備することにより、農家の機械化サービスへのアクセス向上を図ります。これをもって米の生産性及び品質向上を通じた、コートジボワールの持続的な経済成長を目指します。
【事業の目的】
本事業は、主要稲作地域であるベリエ州、ベケ州及びヤムスクロ特別行政区において、コメの耕作・収穫農機等の機材を整備することにより、農家が機械化サービスへのアクセス向上を図り、もってコメの生産性と品質向上に寄与するもの。
【事業内容】
1) 施設・機材等の内容
【機材】耕作・収穫農機(トラクタ(中型)25台、トラクタ(大型)12台、耕耘機 23台、コンバイン 15台程度等)、モバイルワークショップ1台
2) コンサルティング・サービス/ソフトコンポーネントの内容
詳細設計、入札補助、調達監理等。ソフトコンポーネントでは、機材の維持管理方法にかかる研修を想定。
3) 調達・施工方法
基本的に本邦調達とし、本邦又は当国で調達困難な機材は第三国調達とする。