シンド州洪水被災地域における教育施設改修計画
The Programme for the Reconstruction of Educational Facilities in Flood-affected Areas in Sindh
実施中案件
- 国名
- パキスタン
- 事業
- 無償資金協力(贈与契約(G/A))
- 課題
- 教育
- 贈与契約(G/A)締結(供与期限)
- 2023年10月~
- 供与額
- 7.94億円
プロジェクト紹介
パキスタンでは、2022年6月から 断続的に降り続いた豪雨に伴う洪水により、国土の3分の 1が浸水等の影響を受け、特にシンド州は国内で最も甚大な被害を受けました。パキスタン全土では約1万7千の学校が被害を受けましたが、JICAが2013年~2019年の間にシンド州で建設を支援してきた学校施設は、2010年に発生した洪水による浸水被害を踏まえて床高の設定等を行っていたことで深刻な被害を回避することができました。その減災への取組・成果がパキスタン政府に評価された結果、2022年に発生した洪水により倒壊した学校の復旧を要請されました。
本事業は2022年の洪水により被害を受けたシンド州9校の教育施設、設備及び資機材等を復旧することにより、安全に学べる学習環境の整備及び災害への耐性向上を図ります。これをもってパキスタンの人間の安全保障の確保と社会基盤の改善を目指します。
【事業の目的】
2022年の洪水により被害を受けたシンド州農村部6県において、9校の教育施設、設備及び資機材等を復旧することにより、安全に学べる学習環境の整備及び災害への耐性向上を図り、もってパキスタンの人間の安全保障の確保と社会基盤の改善に寄与するもの。
【事業内容】
1)施設、機材等の内容
【施設】
基礎学校(9校)のうち初等教育(1~5年生対象)を実施する教室(44教室)、及び生徒・教員用便所棟(44個室)、校長室、倉庫(3室)ならびに外周壁、教室用家具(椅子、机等)の整備。
2)コンサルティング・サービス/ソフトコンポーネントの内容
【コンサルティング・サービス】
詳細設計、入札支援、施工監理