マタディ橋及びマタディ橋アクセス道路補修計画
the Project for the Rehabilitation of the Matadi Bridge and its Access Roads
実施中案件
- 国名
- コンゴ民主共和国
- 事業
- 無償資金協力(贈与契約(G/A))
- 課題
- 運輸交通
- 贈与契約(G/A)締結(供与期限)
- 2024年12月~2030年12月
- 供与額
- 24.12億円
プロジェクト紹介
マタディ橋は日本の円借款により1983年に開通したコンゴ川下流域に架かる同国唯一の橋梁であり、日・コンゴ(民)二国間関係の象徴となっています。また同橋は、マタディ市内交通の利便のみならず、中央コンゴ州内の複数の海港・河川港、首都を繋ぐ陸運の要衝として重要な役割を担っています。
マタディ橋の維持管理は、施工関係者やその後に派遣された専門家等により継続的な技術移転を受けたバナナ・キンシャサ交通公団(OEBK)が、1983年の竣工以来自立的に担ってきました。しかし、経年劣化が進んでおり、舗装が損傷し橋面舗装の打換が必要な状況にあります。また、アプローチ道路では山側から流れ込む水の排水ができておらず、路面の損傷が生じています。現状を放置した場合、橋では雨水浸透による鋼床版や結合部ボルト等の錆や腐食による更なる損傷が進み、大規模な費用や交通遮断を伴う橋梁の全面改修を余儀なくされる可能性があります。
本事業は、中央コンゴ州において、マタディ橋の橋面舗装、橋梁本体及び右岸アプローチ道路の補修・保全を行うことにより、物流・交通の安定化を図ります。これをもってコンゴ民主共和国の連結性強化及び持続的な経済成長に資するものです。
【事業の目的】
本事業は、中央コンゴ州において、マタディ橋の橋面舗装、橋梁本体及び右岸アプローチ道路の補修・保全を行うことにより、物流・交通の安定化を図り、もってコンゴ民主共和国の連結性強化及び持続的な経済成長に資するもの。
【事業内容】
1)施設の内容
橋面舗装(702m)の補修(表層及び基層の打換、鋼床版の錆除去、橋面防水工等)、地下排水路の整備及び舗装の打ち換えによる一部アクセス道路の改修、主ケーブルの長寿命化対策工事、等
2)コンサルティング・サービス/ソフトコンポーネントの内容
詳細設計、入札補助、施工・調達監理。ソフトコンポーネントでは、今後外注による補修工事を実施する際の調達・施工監理を行うための技術指導を行う。