潜水作業支援船建造計画
The Project for the Construction of Diving Support Vessel
実施中案件
- 国名
- エジプト
- 事業
- 無償資金協力(贈与契約(G/A))
- 課題
- 運輸交通
- 贈与契約(G/A)締結(供与期限)
- 2025年12月
- 供与額
- 34.78億円
プロジェクト紹介
スエズ運河はエジプト北東部に位置し、地中海と紅海を繋ぐ運河です。アフリカ大陸を周遊せずにヨーロッパとアジアを最短距離で結ぶ海上ルートであり、世界における最重要航路の一つとなっています。1956年の国有化以降は、スエズ運河庁(SCA)が開発及び維持管理を担っており、通航する船舶の大型化に伴い、度重なる拡張が行われてきました。
SCAは、昨今の通航量増大を踏まえ、スエズ運河の更なる拡張及び複線化を計画しています。これらの事業や運河の維持管理には測量調査や潜水調査が必要ですが、SCAは測量や潜水作業の専用船を保有していないため、安全かつ効率的な調査の実施が課題となっています。また、スエズ運河では砂嵐や豪雨等の影響による船舶事故が度々発生しており、事故発生時の迅速な対応も求められます。しかし、SCAは潜水作業支援船を所有しておらず、潜水機材の老朽化も進んでいることから、作業の安全性向上が課題となっています。本事業において、こうした課題への対応に向け、潜水作業支援船の整備に取り組みます。
本事業は減圧室等を搭載した潜水作業支援船を整備することにより、スエズ運河の持続的・安定的な運営に寄与するものです。
【事業の目的】
本事業はスエズ運河庁(SCA)に対し、減圧室等を搭載した潜水作業支援船を整備することにより、スエズ運河拡張計画に必要な調査や維持管理業務の効率性及び座礁事故への対応強化を図り、もってスエズ運河の持続的かつ安定的な運営に寄与するもの。
【事業内容】
ア)機材等の内容
【機材】潜水作業支援船1隻(総トン数 約620t、全長 約45m、幅 約10m、喫水 約3.3m、定員29名、デュアルフューエルエンジンを採用。潜水装置、自動船位保持装置、マルチビームソナー等を搭載。)、スペアパーツ等
イ)コンサルティング・サービスの内容
詳細設計、入札補助、調達監理等
ウ)調達・施工方法
潜水装置やデュアルフューエルエンジンを搭載した船舶の建造技術を有する日本の造船所で建造する。完工後、日本から当国まで自航により輸送する。
協力地域地図

