コロール州及びアイライ州における上水道改善計画
The Project for the Improvement of Water Supply System in Koror and Airai States
実施中案件
- 国名
- パラオ
- 事業
- 無償資金協力(贈与契約(G/A))
- 課題
- 水資源・防災
- 贈与契約(G/A)締結(供与期限)
- 2025年5月
- 供与額
- 25.46億円
プロジェクト紹介
パラオでは人口の約8割が経済・観光の中心地であるコロール州とアイライ州に集中しており、該当地域の最初の給水システムは日本統治時代(1940年代)に敷設されたものです。
日本は2015年~2018年に無償資金協力「上水道改善計画」を実施し、コロール州とアイライ州において、アイライ浄水場からゲルケソワル配水池までの送水管増設、マラカル配水区創設に伴う専用送水管の敷設、配水区の整理、老朽化した配水管の更新を実施しました。その結果、送水能力をほぼ倍増させ、低水圧地域の課題を解消しました。一方で、老朽化した配水管の更新については当該2州において優先度の高い箇所を対象とした約40%に留まり、無収水(浄水場等などから送り出された水のうち、漏水や盗水、メータでの計測漏れにより水道局などの収入に結びつかないもの)の削減を実施する上での課題として残されていました。
本事業はコロール州とアイライ州において、これまで着手できていなかった老朽化配水管の更新及びスマートメータの新規設置を行います。老朽化した配水管の更新とスマートメータの設置を行うことで、パラオ国公共事業社の無収水削減とデジタル化の推進を計画しています。これにより、公共事業社の経営改善と安定的な水道事業の実現が期待されます。
なお、パラオ政府は上下水道分野を国家インフラ投資計画におけるインフラ投資の優先分野であると位置づけており、その課題について、①漏水の多さ、②不適切な検針・料金請求、③干ばつによる断水被害と気候変動による干ばつ頻度の上昇リスク等を挙げ、水道インフラへの投資や上下水道の管理能力強化等に取り組んでいます。
【事業の目的】
本事業はコロール州とアイライ州において、配水管の更新及びスマートメータの設置を行うことにより、無収水の削減及びデジタル化推進による上水道事業の管理能力の強化を図り、もって気候変動等による干ばつに強靭な水供給の実現に貢献するもの。
【事業の内容】
1)施設、機材等の内容
配水管の更新、圧力調整弁及び減圧弁の設置、給水管路の更新、スマートメータの設置
2)コンサルティング・サービス/ソフトコンポーネントの内容
詳細設計、入札補助、施工監理、施設の運転・維持管理及び配水管理の指導、スマートメータ導入および適切な検針・料金請求に係る住民啓発に係る支援
3)調達・施工方法
機材について、一般的な資機材は基本的に現地調達とし、現地で調達困難な機材は日本または第三国調達とする。施工にあたっては、本邦業者が施工する。当国までの輸送費は日本側で負担する。
協力地域地図

