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電力システム運用・保守能力強化のための研修施設整備計画

The Project for Development of Training Facilities for Strengthening Capacity of Power System Operation and Maintenance

実施中案件

新訓練棟建設予定地:NEGKの既設訓練センターの敷地内の空きスペースに新訓練棟を建設する計画。
国名
キルギス
事業
無償資金協力(贈与契約(G/A))
課題
資源・エネルギー
贈与契約(G/A)締結(供与期限)
2025年12月~2029年5月
供与額
15.35億円

プロジェクト紹介

キルギスでは、国内の総発電容量の約9割を国内で発電した水力発電に依存していますが、降水量が少なく、水源が凍結する冬場には深刻な電力不足が発生しています。過去10年で電力消費量は70%増加する一方、新たな大型発電所の建設は行われておらず、発電容量の増強は喫緊の課題となっています。

そのため、キルギス政府は2022年4月にエネルギーセクター白書を発表し、2030年までに700 MWの太陽光発電の導入や、省エネルギーの推進による電力不足の解消を掲げています。こうした大量の変動性再生可能エネルギー(VRE)が導入される計画に対応するため、キルギスの電力送配電施設を一括管理する国家送配電公社(NEGK)の中央及び地方8カ所の給電指令所の運転・保守技術者に対し、電力系統運用技術に関する訓練を強化する必要があります。

本事業は、NEGKの研修施設である「電力流通設備技能訓練センター」に新たに訓練棟を整備し、訓練用シミュレーター及び太陽光発電設備の運用・保守の訓練ができる模擬設備を導入することにより、電力流通設備の運転・保守技術者向けの訓練機能の強化を図ります。また訓練センターはキルギス全国の送配電技術者が利用するため、新たに整備・建設する訓練棟については、再生可能エネルギーの利用・高断熱化・効率化によって大幅な省エネを実現したゼロ・エネルギー・ビル(ZEB)化を行い、省エネ意識向上と省エネ活動の普及促進に寄与するものです。


【事業の目的】
本事業は、電力流通設備技能訓練センターにおいて ZEB訓練棟の設置、運転・保守技術者向け訓練シミュレーター及び太陽光発電システム運用訓練模擬設備の導入を行うことにより、電力系統の安定的な運用を図り、もってキルギスにおける省エネ、再生可能エネルギー導入の促進に寄与するもの。

【事業内容】
ア)施設、機材等の内容:
系統監視・操作訓練シミュレーター、保護リレー訓練シミュレーター、ルーフトップ型太陽光発電設備(120kW)、蓄電池システム(120kW–2hours)、太陽光発電監視制御システム、低圧電力ケーブル、制御・通信ケーブル各1式、0.4kV開閉装置3面、送変電設備運転・保守訓練棟1棟(地上1階建て合計17 部屋、施工床面積約1,000㎡。ZEBの4段階ある基準のうち、2番目に一次エネルギー消費量削減効果が高い段階である Nearly ZEB(基準となる年間の一次エネルギー消費量から75%以上削減した建築物)とする。)

イ)コンサルティング・サービス/ソフトコンポーネントの内容:
詳細設計、入札補助、調達、施工監理。機材の運用・維持管理に係る研修、機材を活用した訓練・研修実施に必要なデータセットやマニュアル等の整備実施設計をソフトコンポーネントとして実施する。

協力地域地図

電力システム運用・保守能力強化のための研修施設整備計画の協力地域の地図

事業評価

協力現場の写真

  • 訓練センター既存設備:遮断器運転訓練設備。変圧器制御のシステムをNEGK独自で開発し、訓練を実施。  

  • 新訓練棟建設予定地:NEGKの既設訓練センターの敷地内の空きスペースに新訓練棟を建設する計画。 

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