カスピ海ルートとの連結性向上のためのビシュケク-オシュ道路ナリン川橋梁架け替え計画
The Project for the Reconstruction of the Naryn River Bridge on the Bishkek-Osh Road for Enhanced Connectivity with the Trans-Caspian International Transport Route
実施中案件
- 国名
- キルギス
- 事業
- 無償資金協力(贈与契約(G/A))
- 課題
- 運輸交通
- 贈与契約(G/A)締結(供与期限)
- 2025年12月~2032年12月
- 供与額
- 31.90億円
プロジェクト紹介
キルギスは内陸国であり、旅客および貨物輸送の約97%を道路交通が担っており、首都ビシュケク市と南部の第二都市オシュ市を結ぶ「ビシュケク-オシュ道路」は、国内物流や国際輸送を支える重要な幹線道路です。また、同道路は中央アジアと欧州を結ぶ「カスピ海ルート」に接続しており、近年はロシアを経由しない代替輸送ルートとして重要性が高まっています。
この道路上にあるジャララバード州のナリン橋は、キルギス最大の河川であるナリン川を渡る最長橋梁であり、同地域に多数存在する水力発電所へのアクセスの要衝となっています。しかし、1964年の架設から60年以上が経過し、老朽化によって現行の耐荷重基準を満たしていません。今後予定されている大型水力発電所の改修等で、建設資材の運搬による崩落リスクが懸念されており、2020年に実施されたキルギスの運輸・通信省の道路維持管理局による橋梁点検においても、損傷の深刻さと改修の緊急性が指摘されています。
本事業は、ビシュケクーオシュ道路の中でも残されたボトルネックであるナリン橋を架け替えることにより、これまでわが国が支援してきた同道路整備の成果を最大限に活かし、国際貿易の円滑化、地域経済の持続的発展、ならびにカスピ海ルートとの接続強化を通じた中央アジア最奥部の物流ネットワークの強靭化に資するものです。
【事業の目的】
本事業は、キルギス北部と南部を結びカスピ海ルートとも接続する国際幹線道路であるビシュケクーオシュ道路のうち、ジャララバード州に位置するナリン橋を架け替えることにより、同道の安全かつ安定的な運輸・交通の確保を図り、もってキルギスの安定した物流の円滑化に寄与するものです。
【事業内容】
1)施設、機材等の内容:
新橋の建設(2車線、延長:約190m)、現道から橋梁への接続道路(2車線、延長:約165mおよび286m)。
2)コンサルティング・サービスの内容:詳細設計、入札補助、施工監理
協力地域地図

