水力発電所建設事業
Hydro Power Plants Construction Project
実施中案件
- 国名
- ブータン
- 事業
- 有償資金協力
- 課題
- 資源・エネルギー
- 借款契約(L/A)調印
- 2025年2月
- 借款契約額
- 136.88億円
プロジェクト紹介
ブータンは、30GW以上に及ぶとされる豊富な包蔵水力を活かした水力発電開発を進めており、温室効果ガスのネット排出量マイナス国の1つです。年間発電量で、国内の年間需要電力を賄えており、余剰電力をインドに輸出しています。しかし、乾季(11~5月)には河川水量が約2~4割まで減少し、国内の発電量だけでは国内の電力需要を賄いきれない期間が生じており、経済成長等に伴う電力需要増を見据えると、こうした乾季の電力不足による問題は今後より深刻化する可能性があります。また、自然災害による既存水力発電施設への影響、乾季にインドから供給される電力の購入価格が輸出価格と比べて高い、運転中の水力発電施設の一部が老朽化を迎えつつある、といった問題があり、国内に安定した電力供給を行う体制の構築は喫緊の課題となっています。
本事業は、ブータン政府が推進する比較的小規模な水力電源開発事業のうち、電力需給状況や事業の経済性等の観点から優先度の高いジョモリ水力発電所(90MW)、ドゥルクビンドゥ水力発電所(第I:18MW、第II:8MW)及び付帯する送電線等を整備することにより、ブータンにおいて増加する電力需要への安定的な対応及び雨季の余剰電力輸出の促進を図り、もって同国の持続的な社会経済発展及び南アジア地域の脱炭素化に寄与するものです。
【事業の目的】
本事業は、ブータンサムドゥプジョンカル県及びサムツェ県において、ジョモリ水力発電所(1基、90MW)、ドゥルクビンドゥ水力発電所(2基、18MW及び8MW)及び付帯する送電線等を整備することにより、増加する電力需要への安定的な対応及び雨季の近隣国への余剰電力輸出の促進を図り、もって同国の持続的な社会経済発展及び南アジア地域の脱炭素化に寄与するもの。
【事業内容】
JICAは以下のうち、イ)、エ)、カ)に対して融資を行う。ア)、ウ)、オ)については先方自己負担となる。
ア)調整池式水力発電所(ジョモリ水力発電所、90MW)1基及び流れ込み式水力発電所(ドゥルクビンドゥ水力発電所、18MW及び8MW)2基の土木工事(国内競争入札)
イ)上記発電所の機材整備のうち電気機械(国際競争入札)
ウ)上記発電所の機材整備のうち水力機械及び制御保護関連機材(直営)
エ)送電線整備(132kV、約66km及び66kV、約14km)等(国際競争入札等)
オ)コンサルティング・サービス①(上記ア)の基本設計・詳細設計、上記イ)ウ)の基本設計・入札補助、上記ア)ウ)の施工監理支援、上記ア)イ)ウ)に関する環境社会配慮対応等)(国際競争入札)
カ)コンサルティング・サービス②(上記イ)エ)の施工監理支援、運営・維持管理に係る人材育成、上記エ)に関する環境社会配慮対応等)(ショート・リスト方式)
協力地域地図

