海南省人材育成事業

中国政府は、第10次5ヵ年計画において、2005年の高等教育機関（大学・大学院など）への粗就学率を15パーセントに高めることを目指すなど、高等教育の量的・質的拡充に取り組んでいましたが、特に市場経済化の進展、環境問題の深刻化、国内の地域間および都市部・農村部格差是正のために、これらの開発課題に対処できる人材の育成が急務となっていました。この協力では、海南省を含む3省の33大学を対象に、校舎などの設備の建設や教職員に対する研修の実施などを支援しました。これにより、高等教育の量的・質的改善を図り、同国の人材育成に貢献しました。