プノンペン南西部灌漑・排水施設改修・改良事業

カンボジアの農業は、GDPの3割以上、就業人口の7割を占める上に、貧困層の9割以上が農村部に居住していることから、貧困削減の観点からも重要な分野といえます。他方、既存の灌漑施設の多くはポルポト統治下（1975～1978年）に建設され、老朽化してきていることに加え、設計上・施工上の問題もあることから、十分に機能していません。この協力では、プノンペン南西部に位置する3州5地域において、灌漑排水施設の改修と整備を行います。これにより、対象地域の農業生産性の向上を図り、もって同地域の農民の生計向上に寄与します。