フフホト市上水道整備事業

中国では1990年代から都市化が加速し、内蒙古自治区の省都であるフフホト市でも都市の人口比率が増加の一途を辿っていました。しかし、フフホト市では、水源をすべて地下水に依存していたため、人口および工業地区の増加による水需要増を満たすことは困難でした。この協力では、フフホト市内から約80キロメートル離れた黄河を水源とする上水道施設の建設を支援しました。これにより、地下水以外の水源による給水能力の拡大を図り、給水人口は1990年代半ばの約56万人から86万人にまで増大するなど、逼迫する水需要の緩和に貢献しました。