瀋陽環境整備事業

中国東北地区の主要工業都市である瀋陽市では、エネルギー使用の70パーセント以上を石炭が占めており、工業化の発展に伴い、大気汚染が極めて深刻化しています。同市では工場に対する指導や郊外移転の促進、公共の熱供給事業などに取り組み、改善を図っていますが、同市の二酸化硫黄濃度などの年平均濃度は、都市住居地域に適用される国家環境2級基準値を上回っている状況です。この協力（第1期）では、ボイラーや発電ユニットなどの熱電供給設備の整備などを支援し、同市の大気汚染の改善を図りました。