甘粛省水資源管理・砂漠化防止事業

Gansu Water-Saving Irrigation Project

終了案件

国名
中華人民共和国
事業
有償資金協力
課題
農業開発/農村開発
借款契約(L/A)調印
2001年3月~
借款契約額
60.00億円

プロジェクト紹介

中国甘粛省は、黄砂の発生源である黄土高原内に耕地の7割が位置する乾燥地です。そのため、限られた水資源の最大限の効率利用とそれによる農業生産性、収益性の向上は甘粛省にとって古来よりの課題でした。日本は、甘粛省の6地区にわたる既存灌漑区約8万ヘクタールにおいて、土水路舗装、スプリンクラーなどの末端節水灌漑設備の整備を支援しました。農作物の単位収量の増加、植生被覆増加、水系からの取水の低減により、農家の生活向上、砂漠化防止、黄河断流現象の軽減などの自然環境改善に寄与しました。

協力地域地図

甘粛省水資源管理・砂漠化防止事業の協力地域の地図

事業評価

協力現場の写真

  • 稼動中のスプリンクラー灌漑施設 

  • 本事業のドリップ灌漑設備を敷設した温室わきに立てられた看板に掲げられた「水是生命之源」の標語 

  • パイプ灌漑の出水口(左)と給水バルブ装置(右)。これによって2つのブロックからなる1畝の畑を灌漑する。背景には作付け準備のため畑の整地に励む農民の姿が見える。 

  • 完成したコンクリート・ライニング水路 

  • ドリップ灌漑設備が設置された温室で育つ唐辛子とトマト 

関連情報

関連・連携プロジェクト

関連・連携プロジェクトはありません。

本プロジェクトの他の期・フェーズ

本プロジェクトの他の期・フェーズはありません。