チャチンビロ地熱開発事業(フェーズI)
Chachimbiro Geothermal Development Project (Phase I)
実施中案件

- 国名
- エクアドル
- 事業
- 有償資金協力
- 課題
- 資源・エネルギー
- 借款契約(L/A)調印
- 2024年10月
- 借款契約額
- 65.82億円
プロジェクト紹介
エクアドル政府は「省エネルギー国家計画 2016-2035」(PLANEE)を策定し、PLANEE において低炭素エネルギーによる化石燃料の代替利用促進を掲げ、2035年までに65MtCO2eの削減を目指しています。再生可能エネルギー開発の促進は当国の電力セクターの基本方針の一つであり、同国初となる地熱発電の事業化を支援する本事業は、エクアドル政府の開発政策に合致する優先度の高い事業です。また、同国の電力は水力発電に大きく依存しているため、地熱発電の事業化を支援することで、降雨に依存する水力発電の脆弱性を低減しつつ、電源構成の多様化が促進することも期待されています。
本事業は、エクアドル北部インバブラ県において地熱発電所を建設することにより、再生可能エネルギーの活用を促進しつつ電源多様化や発電能力増強を図り、同国の持続的な経済社会開発の促進に寄与するとともに、気候変動の緩和にも資するものです。
【事業目的】
本事業は、エクアドル北部インバブラ県において地熱発電所を建設することにより、再生可能エネルギーの活用を促進しつつ電源多様化や発電能力増強を図り、同国の持続的な経済社会開発の促進に寄与するとともに、気候変動の緩和にも資するもの。そのうち今次借款は、フェーズII借款(発電所建設)のF/S等に係る調査井掘削やエンジニアリング・サービス(E/S)を対象とし、本事業の円滑な実施促進を図るものである。
【事業内容】
1)準備工事(掘削敷地造成、アクセス道路等)(円借款対象外)
2)掘削資機材調達
3)調査井掘削(調査井4本、還元井1本)
4)コンサルティング・サービス(掘削監理・調達支援、噴気試験、資源評価、発電所建設の F/S 作成等)
5)配電線仮設(約20km)(円借款対象外)