タミル・ナド州生物多様性保全・植林事業
Tamil Nadu Biodiversity Conservation and Greening Project
終了案件

- 国名
- インド
- 事業
- 有償資金協力
- 課題
- 自然環境保全
- 借款契約(L/A)調印
- 2011年2月~
- 借款契約額
- 88.29億円
プロジェクト紹介
インド南部に位置するタミル・ナド州は、28の保護区と553種の固有動植物が存在し、豊かな生物多様性を有する州です。しかし、絶滅の危機に瀕している動植物も存在し、森林資源に依存した生活を営む住民もいるため、時として生物多様性に負の影響を与えかねない状況にあります。日本は、この協力で、国立公園など保護区の管理能力強化、森林地外での植林活動、周辺住民の生計改善活動を支援しました。これにより、同地域の環境保全と、均衡の取れた社会経済発展に寄与するとともに、植林活動による温室効果ガスの削減効果も期待されました。
【事業の目的】
本事業は、インド南部タミル・ナド州において、保護区管理強化、森林地外での植林活動、生計改善活動及び森林局活動基盤強化を行うことにより、生物多様性の保全を図り、もって同地域の環境保全及び均衡の取れた社会経済発展に寄与するもの。
【事業内容】
1) 生物多様性保全活動(保護区における生態系保全(侵略的外来種の除去等)、保護区における火災・密猟等のモニタリング体制強化、柵及び溝設置による野生生物と人間の接触被害の緩和、保護区周辺住民の生計改善活動、エコツーリズム等)
2) 森林地外の植林活動(農家等の私有地における植林)
3) 森林局活動基盤整備・強化(研究活動、環境教育、通信・測量機器の整備、研修等)
4) コンサルティング・サービス