ラジャスタン州植林・生物多様性保全事業(フェーズ2)
Rajasthan Forestry and Biodiversity Project(Phase 2)
終了案件

- 国名
- インド
- 事業
- 有償資金協力
- 課題
- 自然環境保全
- 借款契約(L/A)調印
- 2011年6月~
- 借款契約額
- 157.49億円
プロジェクト紹介
インドのラジャスタン州は、降水量が少なく、植物の育成にとって厳しい乾燥地域です。また、人口増加や家畜の過放牧による森林資源の過剰消費は森林荒廃や土壌劣化を招いています。森林被覆率は依然として低く、また砂漠化に対応するためにも、森林面積の拡大と質の向上が重要な課題です。本事業では、住民参加型の植林を通じて森林管理を行う他、野生生物保護区内及び周辺地域における植生の回復を図ることで、生物多様性保全の強化を図りました。また、地域開発・生計向上活動を行うことで、地域住民の社会経済的状況を改善しました。
【事業の目的】
本事業は、インド北西部ラジャスタン州において、JFM を通じた植林活動、生物多様性保全活動を実施することにより、森林管理、生物多様性保全の強化及び住民の生計向上を図り、もって同地域の環境保全、均衡の取れた社会経済発展及び気候変動の緩和に寄与するものである。
【事業内容】
1)植林活動(植林、農家林業、水土保全活動等)
2)生物多様性保全活動(野生生物保護区及び周辺地域の植生回復、絶滅危惧種の保護等)
3)地域開発・生計向上活動(共同森林管理組合等の組成・活動支援、生計向上活動、研修等)
4)森林局活動基盤整備・強化(通信・測量機器の整備、研修等)
5)コンサルティング・サービス(調達・資金管理の支援等)