西ベンガル州森林・生物多様性保全事業

West Bengal Forest and Biodiversity Conservation Project

国名
インド
事業
有償資金協力
課題
自然環境保全
借款契約(L/A)調印
2012年3月~
借款契約額
63.71億円

プロジェクト紹介

インド東部に位置する西ベンガル州は、国内で2番目に人口密度が高い州です。生活に必要な薪炭材などのための違法伐採が絶えず、森林破壊が他州よりも量・質ともに進んでいます。また、豊かな生物多様性を有する同州では、絶滅危惧種も数多く生息しており、近年、人間と動物の接触防止体制の強化が必要となっています。この協力では、住民参加による植林活動や森林管理の強化、保護区管理体制の強化、野生動物の生息環境改善などの支援をします。これにより、温室効果ガス排出量の削減を図りながら、同州の生物多様性の保全に寄与します。

協力地域地図

西ベンガル州森林・生物多様性保全事業の協力地域の地図

事業評価

協力現場の写真

  • 植栽一年後の植林実施地域。植栽樹種は西ベンガル州固有種であり、木材や加工品の材料として重宝されるサラノキ。 

  • 苗畑の様子。各地の苗畑で一年間育成した後に植林地に運搬、植栽する。 

  • インドゾウ保護を訴えるポスター。インドゾウは西ベンガル州において数多く生息しているが、人間との接触被害が問題となっている。 

  • 深刻化する野生のゾウと人間の接触被害防止のため、保護区周辺の道路沿いに設置されているゾウの出現を警告する看板。 

  • 住民組織による生計向上活動の一例。森林から収集したサラノキの葉を活用し、皿製品を作成する女性グループ。 

  • サラノキの葉から作成された皿。近隣の市場で売却され、冠婚葬祭などの飲食時に用いられる。使用後は廃棄しても土に還るので、環境にも優しい。 

関連情報

関連・連携プロジェクト

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本プロジェクトの他の期・フェーズ

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