北部地域開発事業

ジャマイカでは、1987年当時、観光産業が外資獲得の最重要産業でした。モンテゴベイ、オーチョ・リオス、ネグリルといった主要観光地では、ホテルなどの宿泊施設が順調に整備される一方で、インフラの整備水準が極めて低く、観光産業の継続的発展を脅かす最大の要因でした。この協力では、米国国際開発庁（USAID）との協調融資事業として、上下水道や道路、排水路、港湾などの整備・改善を支援しました。これにより、対象地域の経済活動の向上および住民の生活環境改善に寄与しました。