高速道路建設事業

モロッコのカサブランカ市南部では、将来的に一般道路の交通量は大きく増加すると予測され、早期に高規格の道路を整備する必要がありました。この協力では、カサブランカ～セタット間の既存道路の改修・拡幅（約56.4キロメートル）、および新規高速道路の建設（約35.8キロメートル）を支援しました。これによりカサブランカ～セタット高速道路では、総距離が一般道より5キロメートル程度短縮され、さらに走行速度も上がったため、所要時間は70分から32分へと短縮されました。さらに横断施設の設置により交通事故率および死亡事故率も減少しました。