ポリオ撲滅事業
Polio Eradication Project
終了案件
- 国名
- ナイジェリア
- 事業
- 有償資金協力
- 課題
- 保健医療
- 借款契約(L/A)調印
- 2014年5月~
- 借款契約額
- 82.85億円
プロジェクト紹介
ナイジェリアの妊産婦死亡率および5歳未満児死亡率は、サブサハラアフリカ地域の平均よりも劣悪な水準にあり、その主な死亡原因の一つは感染症です。ナイジェリアは野生株ポリオ・ウィルスが常在する世界3ヵ国の1ヵ国で、2012年のポリオ発症数は全世界の約半数を占めていました。この協力では、全国の5歳未満児を対象に投与するポリオ・ワクチン約4.63億ドース(1回当たりの経口摂取量)の調達を支援しました。以降、野生株ポリオ発生件数は抑制され、2016年以降、同国では野生株ポリオは発生していません。2020年にはアフリカ全体からのポリオフリー(野生株ポリオがない状態)が宣言され、同国及びアフリカのポリオの早期撲滅に寄与しました。