貧困地域初等教育事業

THIRD ELEMENTARY EDUCATION PROJECT

終了案件

国名
フィリピン
事業
有償資金協力
課題
教育、貧困削減
借款契約(L/A)調印
1997年3月~
借款契約額
111.22億円

プロジェクト紹介

フィリピンにおいては、本事業計画時(1997年)、初等教育セクターでは、入学した学生が卒業する割合を示す完業率は63パーセントでした。さらに全国の統一試験の結果は同国が目指していた75パーセントを大幅に下回る結果(約43パーセント)でした。また、家庭の経済事情から小学校へ通えない、または途中で通うことを断念せざるを得ないなどを理由に、貧困地域における完業率は全国の平均と比べ低く(54パーセント)、初等教育の質的・量的問題はより深刻でした。日本は、世界銀行との協調融資のもと貧困地域州を対象とした初等教育の環境改善に向けた支援を実施しました。

協力地域地図

貧困地域初等教育事業の協力地域の地図

事業評価

協力現場の写真

  • 本事業によって建設された学校校舎。本事業の計画時(1997年)、フィリピンの初等教育セクターでは子どもの数の増加に教師・教室の数が追いつかない状況にあった。 

  • 本事業の成果を描いた図。学校現場において本事業の定性的な効果/インパクトを確認することを目的として開催されたフォーカス・グループ・ディスカッション(FGD)で描かれたもの。 

  • “Basta Negor”プロジェクトで建設中の校舎。ネグロス・オリエンタル州では、本事業の学校施設増改築プログラムの効果が高く評価され、事業が終了後、本事業の手法を取り入れた学校建設プログラム“BastaNegor”が州主導で実施されている。 

関連情報

関連・連携プロジェクト

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本プロジェクトの他の期・フェーズ

本プロジェクトの他の期・フェーズはありません。

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