ボホール灌漑事業（2）

フィリピンのボホール島は、国内でも経済開発の最も遅れた地域の一つです。同島での農業は、開発ポテンシャルが高いにも関わらず、灌漑施設の未整備などにより作物収量が伸び悩み、農民は依然として貧困から脱却できない状況にありました。このため、農業基盤の整備が必要とされていました。この協力（第2期）では、第1期で建設されたマリナオ・ダムの下流に、バヨンガン・ダムと灌漑関連施設の建設を支援しました。これにより、同地域での農業生産基盤の強化を図り、農産物の増加、農民の生計向上、雇用の創出に寄与しました。