南北通勤鉄道事業(マロロス‐ツツバン)

North - South Commuter Railway Project (Malolos- Tutuban)

実施中案件

国名
フィリピン
事業
有償資金協力
課題
運輸交通
借款契約(L/A)調印
2015年11月~
借款契約額
2419.91億円

プロジェクト紹介

フィリピンのマニラ首都圏は、国内最大の経済活動集積拠点であり、人口も急増しています。中心部から北方のブラカン州マロロス市までの区間は、鉄道の整備がされておらず、十分な公共交通手段が確保されないまま居住人口が増加しています。同区間では、道路の混雑などにより渋滞が深刻化し、貨物物流などにも悪影響を及ぼし、同国の国際競争力の低下の要因の一つとなっています。この協力では、マロロス市から首都圏マニラ市ツツバンまでの通勤線区間(約38キロメートル)の整備を支援します。これにより、首都圏の交通ネットワークの強化とその深刻な交通渋滞の緩和を図り、首都圏の経済圏の拡大とその大気汚染の緩和に寄与します。

協力地域地図

南北通勤鉄道事業(マロロス‐ツツバン)の協力地域の地図

事業評価

協力現場の写真

  • マニラ市内の渋滞状況:エドサ交通混雑 

  • マニラ首都圏の混雑する鉄道駅 

  • プロジェクト対象区間のカローカン付近で、この協力の前身である鉄道事業(ノースレール事業)によって敷設された軌道。このプロジェクトではこの位置に高架橋が建設される予定。 

  • プロジェクト対象区間のカローカン付近で、この協力の前身である鉄道事業(ノースレール事業)によって敷設された軌道。このプロジェクトではこの位置に高架橋が建設される予定。 

  • ピナツボ火山噴火の影響によって廃線となり、整備が進んでいないフィリピン国鉄(PNR)の現状 

  • ピナツボ火山噴火の影響によって廃線となり、整備が進んでいないフィリピン国鉄(PNR)の現状 

  • 南北通勤鉄道の終点である新ツツバン駅となるところ 

  • 南北通勤鉄道の終点である新ツツバン駅となるところ 

関連情報