マニラ首都圏地下鉄事業 (フェーズ 1 )(第 三 期)
Metro Manila Subway Project (Phase 1) (III)
実施中案件

- 国名
- フィリピン
- 事業
- 有償資金協力
- 課題
- 運輸交通
- 借款契約(L/A)調印
- 2024年3月~
- 借款契約額
- 1500.00億円
プロジェクト紹介
マニラ首都圏は、人口増加による過密化にもかかわらず、首都圏内の高架鉄道3路線(うち、2路線は軽量)の総延長は50キロメートルにとどまるなど、大量輸送手段としての軌道系公共交通の整備状況は遅れており、交通渋滞は深刻化しています。このような交通渋滞による経済的損失は、円滑な物流や移動のボトルネックとなり、フィリピンの国際競争力を低下させる要因となっています。そのため、同国政府は、マニラ首都圏中心部の人口過密化解消と交通渋滞緩和のため、マニラ首都圏の南北軸となる大規模公共交通の整備を通じて、首都圏中心部と郊外とを結ぶ公共交通網を強化し、同南北軸に沿った計画的な市街地の拡大と公共交通機関へのシフトを促すことを計画しています。
この協力では、マニラ首都圏において地下鉄を整備することにより、増加する輸送需要への対応を図り、マニラ首都圏の深刻な交通渋滞の緩和に資するとともに、大気汚染や気候変動緩和に寄与します。
【事業の目的】
マニラ首都圏において地下鉄を整備することにより、増加する輸送需要への対応を図り、もってマニラ首都圏の深刻な交通渋滞の緩和と大気汚染及び気候変動緩和に寄与するもの。
【事業内容】
1)土木工事、施設、機器等
駅間・駅部分の土木・建築工事(約 27km、15 駅)
車両基地・フィリピン鉄道訓練センター整備
鉄道システム整備(電気・機械・信号・通信)
車両調達(240 両)
2)コンサルティング・サービス(入札補助、施工監理、実施機関の能力強化(鉄道開発、設計、運営・維持管理等に係る能力開発、知識共有及び技術移転)、公共交通指向型開発実施支援等)(ショートリスト方式)