グベラート潅漑事業

チュニジアの農業の中心地である北部地域では、農耕可能地域の大部分が乾燥または半乾燥地域であるため、冬季の降雨に頼る天水農業が行われていました。農作物の生産高は天候により左右されるため、農民の生計も不安定な状態でした。そこでこの協力では、北部地域のベジャ県グベラートの農地2,900ヘクタールを対象に、取水堰・ポンプ場・貯水池の建設、用水路・排水路などの灌漑施設の整備を支援しました。これにより、水の安定的な確保が可能となり、農業の生産性が向上するとともに生産が増大し、農民の生計・生活水準の向上に寄与しました。