社会投資事業

タイでは1997年の通貨危機を受け、インフレ抑制のため金融政策が引き締められた結果、国内の消費、投資が落ち込み、失業率は1997年の1.5パーセントから1998年には4.4パーセントへと急激に悪化しました。この協力では、雇用創出効果の大きい地域開発・観光産業の基盤整備および小規模灌漑施設修復・改良に係る737のサブ・プロジェクトの実施を支援しました。これにより、観光分野では1月あたり9.7万人、農業関連分野では1日あたり227万人の雇用を創出しました。また、実施された灌漑事業により乾期の農作業が可能になり、農民の所得向上にも貢献しました。