電力セクター能力強化事業
Electric Power Sector Capacity Development Project
終了案件

- 国名
- ウズベキスタン
- 事業
- 有償資金協力
- 課題
- 資源・エネルギー
- 借款契約(L/A)調印
- 2015年1月~
- 借款契約額
- 30.00億円
プロジェクト紹介
ウズベキスタンの電源構成の約9割を占める火力発電所の多くは、40~50年以上前に運転を開始した古い設備であり、電力供給の安定性、信頼性低下が課題となっています。また、これら老朽化した設備はエネルギー効率が低く、燃料である天然ガスの消費量や二酸化炭素排出量の増大要因となっています。この協力では、従来型の発電方式に比べて発電効率が高く、環境負荷のより低いコンバインドサイクル・ガスタービン火力発電所にかかる事業計画策定や運転・維持管理にかかる資機材およびサービスの供与を支援し、これにより、同国の電力供給の安定化およびエネルギー効率化に寄与しました。
【事業の目的】
本事業は、当国が導入を進めつつあるコンバインド・サイクル・ガス火力発電所に係る事業計画策定や運転・維持管理に係る資機材及びサービスの供与を通じ実施機関の能力向上を図り、もって当国の電力供給の安定化及びエネルギー効率化に寄与するものである。
【事業内容】
1) エンジニアリング・サービス(以下、E/S)(当国中部のシルダリア火力発電所へのCCPP 新規導入(450MW×2 基)にかかる F/S、基本設計、環境社会配慮関連文書等作成、用地取得状況の調査、入札書類作成支援を実施)
2) CCPP 運用保守トレーニングセンター用機材(カットモデル、シミュレーター等)
3) 既設発電所スペアパーツ等(タービンの定期点検用資機材、テクニカル・アドバイザリー・サービス)