【パプアニューギニア】東ニューブリテン州タスクフォース会議でのMDA実施承認

2022年1月6日

11月、東ニューブリテン州(ENBP)においてタスクフォース会議を実施しました。
これは2022年に実施が予定されているフィラリアの伝播抑制を目的とした集団投薬(MDA:Mass Drug Administration)(注)の実施スケジュールと予算計画の最終的な承認を州保健局から得るための会議です。

会議には州保健局職員、医療従事者、教育機関関係者、メディア関係者、研究機関関係者等から構成されるタスクフォース委員会のメンバーと、パプアニューギニア保健省、州保健局、JICAからの参加者を加えた合計23名が集いました。

【画像】MDA実施について説明を行うパプアニューギニア保健省のカウンターパート(写真奥)と参加者

【画像】タスクフォース会議参加者

この会議により、ENBPにおける2022年のMDAの実施スケジュールと予算計画について正式に承認を得ました。ENBPでは2019年に続く2回目のMDA実施となります。

今後は承認されたスケジュールに基づき、関係機関と連携しENBPにおけるMDAの完了に向けて活動を実施します。まずは2022年2月よりヘルスワーカーへトレーニングを行う予定です。現在、プロジェクトでは実施に向け準備を進めています。

(注)MDAは原則、1年ごとに合計2回実施します。ENBPでは2019年に第1回MDAを実施しましたが、第2回MDAは新型コロナウイルス感染症拡大の影響により実施が延期されています。