【パプアニューギニア】集団投薬キャンペーンの実施

2022年4月20日

東ニューブリテン州の住民38万人に対して、フィラリアの感染抑制を目的とした集団投薬(MDA:Mass Drug Administration)キャンペーンが、4月4日からの約2週間実施されました。

フィラリアは蚊を媒介として人から人へと感染します。伝播を阻止するためには、コミュニティ全体の感染率を低下させ、媒介蚊がフィラリアを伝播できないようにする必要があります。そのため、より多くの住民がMDAキャンペーンに参加し、確実に薬剤を服用することが重要です。このMDAには州内の保健医療施設に従事する医療従事者200人、各地域で選任された住民ボランティア1,000人を動員し、コミュニティや学校など多くの場所で投薬が行われました。

今後、各医療施設から提出されたMDA参加者のデータの解析を行い、服薬率の低い地域では追加のMDAを行う予定です。

【画像】服薬錠数を決めるために身長を測る様子

【画像】ボランティアが薬剤を用意する様子

【画像】薬剤を服用する生徒たち

【画像】薬剤を服用する子どもたち