能力開発戦略プラン周知ワークショップの開催

2019年1月10日

2018年12月24日、プノンペンにおいて「能力開発戦略プラン周知ワークショップ」を開催しました。ワークショップには、プノンペン都および全24州の副知事、行政長、中央省庁関係者など、総勢105名が参加しました。内務省サク・セタ長官およびJICAカンボジア田中次長の開会の辞によって開始されました。

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サク・セタ長官による開会の辞

このワークショップの主な目的は、1)2018年10月26日に承認された能力開発戦略プラン(SPCD)を参加者に周知すること、2)地方行政体の役割と権限について議論を行い、SPCDの実施に向けた準備を加速させること、の2つでした。

これらの目的を踏まえて、ワークショップの午前中に内務省行政総局研修局長からSPCDの概要に関するプレゼンテーションが行われ、午後はSPCDの実施に向けた具体的な活動についてのグループディスカッションを行いました。ディスカッションを通じて浮かび上がってきた数ある課題の中でも、最も大きな課題は、地方行政体の限定的な人員と予算の点でした。この課題に対処するために、SPCDでも言及されているように、地方行政体における人材育成支援のための中央政府からの技術的支援やプログラム予算の作成などが解決策として挙げられました。

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研修局長によるプレゼンテーション

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グループディスカッション

SPCDの策定は地方分権化改革における人材育成において重要な事項であるだけでなくプロジェクト活動の成果の一つとしても認識しつつ、着実かつ現実的なSPCDの実施を確実なものとするために、プロジェクトではSPCDの実施ガイドラインの策定やモニタリング・評価枠組みの策定といった支援を研修局に対して今後も行っていきます。

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研修局職員とともに