集落開発計画(PACO)の知見交換会

2020年11月18日

プロジェクトのパイロット市であるモラサン県チランガ市へ、サン・ビセンテ県アパステペケ市の一行がプロジェクト活動の視察に訪れました。その目的は、プロジェクトで実践してきた集落開発計画(PACO)の知見を学ぶためでした。

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アパステペケ市の人口は18,342人(国勢調査2007)、チランガ市の人口(9,700人)の約2倍の大きさです。同市は、プロジェクトのカウンターパート機関である地方開発社会投資基金(FISDL)が、2015年から2年間実施した「生活改善アプローチに基づく社会プログラム実施のための地方自治体能力強化プロジェクト」の対象市でした。プロジェクト対象地域の東部4県には属していませんが、FISDLの東部地域担当スタッフがプロジェクト活動を共有し、取り組んできました。それで今回、知見交換会を開催する運びとなりました。両市役所から市長をはじめプロジェクト担当チームや生活改良普及員が参加しました。両市の関係者の中には、JICA本邦研修を受講した職員が参加しています。

チランガ市役所では、活動で先行しているチランガ市の集落開発計画や組織間連携について、実践している人々の生の声を聴き、意見交換を行いました。その他、同市組織連携員会(ADELCHI)との意見交換や、集落開発計画を作成したロス・ペレス集落を視察しました。

今回の知見交換会は、FISDLの予算で実施され、今後も同様の知見交換会の実施を検討しています。

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中央奥の男性が、チランガ市の市長です。チランガ市役所にて。

【画像】左奥のメモを確認している髪の長い女性が、チランガ市助役でプロジェクト担当スタッフのマリソルさんで、本邦研修(地方行政)に参加した経験があります。